医療法人 すがわら内科呼吸器科 苫小牧市,苫小牧駅,糸井駅 内科、アレルギー科、呼吸器内科

呼吸器疾患

呼吸器疾患には…いろいろな症状を伴いますので参考にしてください。


肺癌

肺癌には太い気管支に発生する扁平上皮癌、末梢肺に発生する腺癌、肺門部リンパ節に発生する小細胞癌に分けられます。扁平上皮癌は喫煙者に多く、進行すると咳と血痰で発見されます。
腺癌は胸部X線で2cm以上の大きさにならないと発見できませんが、胸部CTではより早期に発見可能です。

気管支喘息

アレルギーが基礎になっておきるものです。喘息の発作は、気管支でアレルギー反応がおきて、気管支の筋肉をれん縮させ、気管支の粘膜がむくみ、たんの量が増えます。
その結果,気管支は狭くなり、空気が通りにくくなり呼吸が苦しくなります。その強い状態が喘息発作です。
喘息発作では就寝時や夜中から朝方にかけて、せき、喘鳴、呼吸困難が現れます。 喘息は、子供から成人、70才過ぎてからも初めて 出てくることがあります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

中高年の男性に多い病気です。タバコが主な原因です。
タバコによって肺の組織が破壊される肺気腫というものと、気管支に 炎症を起こし、たんが多くなる慢性気管支炎とを併せてCOPDといいます。せき、呼吸困難、たんなどが主な症状です。

間質性肺炎

肺組織に線維化(線維成分が多くなる)がおこり、肺が硬くなるため、伸びにくくなり、酸素の取り入れが障害される病気です。一番の症状は、呼吸困難せきです。
原因は不明のものが大半ですが,肺の組織を取って調べ、治療薬に反応するタイプかを確認してから治療を始めます。
必要に応じ、在宅酸素療法を行います。
この病気のような症状をおこす別の病気もあります。
過敏性肺炎:かびや鳥の蛋白などを吸入すると,肺組織に 反応が起こる人がいます。
肺線維症に似た症状やレントゲン写真 を示しますが、原因を取り除くと、病気は良くなります。



更新日:2011-02-07